檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

玲央「……」

胸の奥が、じんわりと温かくなる。

玲央「…ああ」

短く返す。

それで十分だった。

玲央「……」

しばらくの沈黙。

でも。

今度の沈黙は、重くない。

ただ、穏やかだ。

玲央「……」

羽美は、もう寝ている。

梓羽も、同じように。

静かな寝息。

その温もりを感じながら。

ふと思う。

玲央「……」

守る、じゃない。

背負う、でもない。

玲央「……」