檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

本当に、それでいいのか。

一瞬、そんな考えがよぎる。

すぐに消す。

考える必要はない。

今、問題はない。

それで十分だ。

そう思ってるはずなのに。

玲央「……」

無意識に、
視線が横に向く。

芹羽がいる。

当たり前みたいに。

その光景が。

なぜか、少しだけ引っかかる。

言葉にできない違和感。

でも。

それを確かめる気にはなれない。

――いや。

確かめたくないのかもしれない。

玲央「……」

目を閉じる。