檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

目をこすっている。

玲央「来い」

軽く手を伸ばす。

そのまま、膝の上に乗せる。

玲央「……」

体を預けてくる。

すぐに力が抜ける。

玲央「……」

その様子を見て。

自然と、口元が緩む。

梓羽「あー」

今度は、梓羽。

とてとてと歩いてくる。

玲央「……」

少しだけ体勢を変える。

もう片方の腕で抱き上げる。

二人分の重さ。

でも。

不思議と、重いとは思わない。

玲央「……」