檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

夜。

部屋の明かりは、柔らかい。

玲央「……」

ソファに座る。

隣には、芹羽。

少しだけ距離はある。

でも。

前みたいな遠さじゃない。

玲央「……」

テレビはついている。

でも、ほとんど見ていない。

ただ。

この空気が、心地いい。

それだけで十分だった。

羽美「……れお」

小さな声。

視線を落とす。

羽美が、隣に来ている。

玲央「どうした?」

羽美「ねむい」