檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

片付けをしようと立ち上がると。

芹羽「いいよ」

芹羽が言う。

玲央「俺がやる」

自然に返す。

芹・玲「……」

少しだけの間。

芹羽「じゃあ、お願い」

小さく笑う。

そのやり取りが。

前より、少しだけ近い。

―――

昼。

子どもたちが遊んでいる横で。

芹羽が、座っている。

玲央「……」

少しだけ迷う。

でも。

今回は、逃げない。

そのまま、隣に座る。

玲央「……」