檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

寝室のドアが、少しだけ開いている。

玲央「……」

ソファに座る。

少し離れた位置に、芹羽がいる。

近すぎず。

遠すぎない距離。

それが、ずっと続いている。

芹羽「今日、遅かったね」

ぽつりと芹羽が言う。

玲央「……まあな」

仕事のことを細かく話すつもりはない。

向こうも、それ以上は聞かない。

その距離が、
楽だったはずなのに。

玲央「……」

なぜか、
少しだけ気になる。

踏み込まない。

踏み込ませない。

それで回ってる関係。

それでいいと思ってた。

玲央「……」

でも。