檻の外で咲く恋2

入り口の方。

そこに、立っていた。

芹羽「……」

一瞬だけ、呼吸が止まる。

見慣れたはずの姿。

それなのに。

なぜか、少しだけ意識してしまう。

玲央「よ」

軽く手を上げる。

変わらない調子。

芹羽「お疲れさまです」

少しだけ遅れて返す。

その間が、自分でも気になった。

玲央は、そのまま近づいてくる。

視線が、羽美に向く。

玲央「今日は羽美も一緒か」

芹羽「うん」

そう答えると、
羽美がじっと玲央を見る。

そして。

羽美「……れお」