檻の外で咲く恋2

玲央「お疲れ」

声をかける。

芹羽「そっちこそ」

短い返事。

少しだけ、間が空く。

その沈黙が。

前よりも、
嫌じゃない。

むしろ。

落ち着く。

芹羽「ねえ」

気づけば、口に出していた。

玲央が視線を向ける。

玲央「どうした」

芹羽「……なんでもない」

すぐに首を振る。

言えない。

まだ、言葉にできない。

でも。

分かり始めている。

この感情の正体に。