檻の外で咲く恋2

朝。

いつもと同じ光。

いつもと同じ時間。

芹羽「……おはよう」

キッチンに立つ玲央に、
声をかける。

玲央「おはよ」

短い返事。

変わらないやり取り。

それなのに。

少しだけ、違って感じる。

芹羽「……」

温かいカップを受け取る

ほのかに甘い香り

玲央「ココアに変えてみた」

玲央が何気なく言う

芹羽「………ありがとう」

小さく呟く

指先は、触れない。

あえて避けているような距離。

その“気遣い”に。