檻の外で咲く恋2

落ち着かなくて、
何度も時計を見る。

そのたびに、
まだ時間が経っていないことに気づく。

芹羽「……」

深く息を吐く。

手が、少しだけ震えている。

理由は分かっている。

玲央に会うのが、怖い。

でも。

それだけじゃない。

芹羽「……」

あの夜のことを、
思い出す。

無理やりじゃなかった。

拒まなかった。

むしろ。

平和「……」

言葉にできない。

でも。

あの時、
怖くなかったこと。

それが、ずっと引っかかっている。

―――

インターホンが鳴る。