檻の外で咲く恋2

その静けさが、
逆に怖かった。

芹羽「……あの夜」

続けようとして。

言葉が詰まる。

説明しようとしても、
うまくまとまらない。

芹羽「……無理やりじゃない」

やっと出た言葉。

それが精一杯だった。

芹羽「私も、止めなかった……」

視線を落とす。

自分の言葉が、
胸に刺さる。

芹・蒼「……」

長い沈黙。

やがて。

蒼真「そうか」

それだけ。

怒鳴られると思っていた。

責められると思っていた。

でも。

違った。