檻の外で咲く恋2

それだけ。

それ以上は何も言わない。

その距離が。

やっぱり、少しだけ寂しい。

―――

夜。

布団に入る。

でも。

なかなか眠れない。

体の違和感。

頭の中の考え。

全部が、ぐるぐる回る。

芹羽「……まさか」

小さく呟く。

ありえない。

そう思いたい。

でも。

完全には否定できない。

あの夜が、頭をよぎる。

芹羽「……違う」

否定する。

でも。