檻の外で咲く恋2

朝から、少しだけ体が重かった。

疲れているだけ。

そう思えば、それで済む程度。

芹羽「……ん」

ゆっくりと体を起こす。

隣では、羽美がまだ眠っている。

その寝顔に、
少しだけ安心する。

芹羽「……大丈夫」

小さく呟く。

自分に言い聞かせるように。

―――

キッチンに立つ。

コーヒー(ノンカフェイン)の匂い。

いつもなら、
少し落ち着くはずなのに。

芹羽「……っ」

ふわりと、気持ち悪さが込み上げる。

思わず口元を押さえる。

玲央「どうした?」

後ろから声がする

玲央だった

芹羽「なんでもない」

すぐに答える。