檻の外で咲く恋2

芹羽「……」

玲央は、
いつも通りにしゃがんで。

自然に抱き上げる。

玲央「おはよ」

羽美「おはよー」

無邪気なやり取り。

その光景が。

どこか、眩しく見えた。

芹羽「……」

目を逸らす。

見ていられないわけじゃない。

でも。

何かが引っかかる。

言葉にできない違和感。

―――

昼。

店のバックヤード。

キャストの相談を聞きながらも、
どこか集中しきれていない自分がいた。

キャスト「芹羽さん?」

声をかけられて、はっとする。

芹羽「あ、ごめん」