小さな手が、服の裾を引っ張る。
羽美「……ん」
振り返ると、
羽美が見上げていた。
眠そうな目をこすりながら、
不満げに口を尖らせている。
芹羽「起きちゃったの?」
しゃがんで視線を合わせる。
こくん、と小さく頷く羽美。
芹羽「そっか」
そっと抱き上げると、
羽美は安心したように肩に顔を埋めた。
軽い。
でも。
確かに、ここにいる重み。
芹羽「おはよう」
小さく声をかける。
返事はない。
代わりに、
ぎゅっと服を掴む力が少し強くなった。
リビングに出ると、
コーヒーの香りがした。
蒼真「起きたか」
お兄ちゃんの声。
キッチンに立っている。
羽美「……ん」
振り返ると、
羽美が見上げていた。
眠そうな目をこすりながら、
不満げに口を尖らせている。
芹羽「起きちゃったの?」
しゃがんで視線を合わせる。
こくん、と小さく頷く羽美。
芹羽「そっか」
そっと抱き上げると、
羽美は安心したように肩に顔を埋めた。
軽い。
でも。
確かに、ここにいる重み。
芹羽「おはよう」
小さく声をかける。
返事はない。
代わりに、
ぎゅっと服を掴む力が少し強くなった。
リビングに出ると、
コーヒーの香りがした。
蒼真「起きたか」
お兄ちゃんの声。
キッチンに立っている。


