檻の外で咲く恋2

玲央「カフェイン入ってないやつだ」

そう付け加えられて、一瞬だけ言葉に詰まる。

芹羽「……ありがと」

受け取る。

指先が触れそうになって。

ほんの少しだけ、避けた。

その小さな動きが。

妙に意識に残る。

芹・玲「……」

また沈黙。

重くはない。

でも。

軽くもない。

曖昧な空気。

玲央「……昨日のこと」

玲央が、ぽつりと言う。

心臓が、跳ねる。

玲央「……忘れろ」

短く、それだけ。

顔を上げる。