檻の外で咲く恋2

芹羽「……ここ、いるね」

気づけば、そう言っていた。

ソファの横に座る。

距離が近い。

沈黙。

外の音は、ほとんど聞こえない。

静かな部屋。

二人分の呼吸だけ。

玲央「……悪い」

ぽつりと、玲央が言う。

芹羽「何が?」

玲央「……色々」

曖昧な言い方。

でも。

それ以上、聞かない。

聞かない方がいい気がした。

芹羽「……無理しすぎ」

小さく言う。

その言葉に、
玲央が少しだけ笑う。

玲央「仕事だろ」