檻の外で咲く恋2

半ば強引にソファへ座らせる。

芹羽「水、持ってくるね」

背を向ける。

その瞬間。

手首を、掴まれた。

芹羽「……」

びくっと体が止まる。

でも。

振り払わない。

玲央「……行くな」

低い声。

でも。

どこか、頼るような響き。

芹羽「水だけ」

そう言いかけて。

言葉が止まる。

手の力が、少し強い。

でも。

怖くない。

そのことに、
一瞬だけ戸惑う。