檻の外で咲く恋2

歩き方が、少しだけ重い。

芹羽「……大丈夫?」

近づく。

酒の匂いが、少し強い。

でも。

それ以上に。

疲れているのが分かった。

玲央「……ああ」

短い返事。

それだけなのに。

いつもより、ずっと弱く聞こえた。

玲央「羽美は……蒼真さんが迎え行ってくれた」

芹羽「そうなんだ、お兄ちゃんなら大丈夫か」

お兄ちゃんが行ったなら明日迎えに行けばいいか

玲央もそれだけ言って、
そのまま奥へ行こうとすると

ふらつく。

芹羽「……っ」

思わず手を伸ばす。

腕を支える。

芹羽「座って」