檻の外で咲く恋2

怖くなかった。

それが、一番の違和感だった。

ソファに座り直す。

さっきよりも、
少しだけ距離が空く。

でも。

その距離が。

少しだけ、物足りないと感じた自分に。

戸惑った。

―――

その夜。

布団に入っても、
なかなか眠れなかった。

目を閉じると、
思い出す。

さっきの距離。

触れた手。

近かった息。

芹羽「……変なの」

小さく呟く。

怖くないのに。

落ち着かない。

でも。

嫌じゃない。