檻の外で咲く恋2

支えられる。

玲央の手に。

距離が、一気に縮まる。

近い。

息がかかる距離。

玲央「……大丈夫か」

低い声。

すぐ近くで響く。

芹羽「うん」

頷く。

でも。

離れられない。

手を引けばいいのに。

そうすればいいのに。

できなかった。

怖くない。

それが、何よりも分からない。

前なら、もっと反応してた。

逃げてた。

でも。

今は。