そっと、子どもを抱き直す。
この温もりだけは、
絶対に手放したくない。
「……」
その時。
「……寝たか」
低い声。
顔を上げる。
玲央が、こちらを見ている。
「……うん」
小さく頷く。
それだけの会話。
それだけの距離。
「……」
近づけばいいのに。
言えばいいのに。
どうしても、一歩が踏み出せない。
「……」
玲央も、動かない。
そのまま、立ち止まっている。
「……」
この温もりだけは、
絶対に手放したくない。
「……」
その時。
「……寝たか」
低い声。
顔を上げる。
玲央が、こちらを見ている。
「……うん」
小さく頷く。
それだけの会話。
それだけの距離。
「……」
近づけばいいのに。
言えばいいのに。
どうしても、一歩が踏み出せない。
「……」
玲央も、動かない。
そのまま、立ち止まっている。
「……」


