檻の外で咲く恋2

理由は分からない。

でも。

確かに。

前とは違う。

怖いだけじゃない。

それ以外の何かが、
混ざっている。

その正体が、
まだ分からないまま。

時間だけが、
静かに過ぎていく。

―――

夜。

羽美を寝かしつけて、
部屋を出る。

リビングには、
玲央がいた。

いつもと同じ光景。

なのに。

少しだけ、意識してしまう。

芹羽「お疲れさま」

声をかける。

玲央「そっちこそ」

短い返事。

沈黙が落ちる。