芹羽「お願い、します」
気づけば、そう言っていた。
玲央は軽く頷くだけ。
それ以上は何も言わない。
車が、再び動き出す。
その揺れの中で。
私は、眠る羽美を見下ろす。
そして。
ほんの少しだけ、
視線を横に向ける。
運転する横顔。
変わらないはずなのに。
なぜか。
少しだけ、
近く感じた気がした。
気づけば、そう言っていた。
玲央は軽く頷くだけ。
それ以上は何も言わない。
車が、再び動き出す。
その揺れの中で。
私は、眠る羽美を見下ろす。
そして。
ほんの少しだけ、
視線を横に向ける。
運転する横顔。
変わらないはずなのに。
なぜか。
少しだけ、
近く感じた気がした。


