檻の外で咲く恋2

それだけ。

余計なことは何も言わない。

芹羽「ありがとう」

自然に出た言葉だった。

玲央は軽く肩をすくめる。

玲央「仕事だろ」

それだけ言って、
視線を逸らす。

その態度が、
どこかいつも通りで。

だからこそ。

少しだけ、安心した。

羽美は、
そのまま私の肩に顔を預けながら

ぽつりと呟く。

羽美「……れお、すき」

その一言に。

時間が、止まった気がした。

玲央「……は?」

玲央が一瞬固まる。

芹羽「……っ」

私は、何も言えない。

ただ。