檻の外で咲く恋2

玲央と――羽美がいた。

芹羽「……!」

思わず立ち上がる。

羽美は玲央の腕の中で、
少し眠たそうにしている。

でも。

顔を見ると。

羽美「ママ」

小さく手を伸ばしてきた。

芹羽「おかえり」

すぐに抱き寄せる。

温かい。

ちゃんと、ここにいる。

芹羽「ごめんね、遅くなって」

頬に触れながら言うと、
羽美は小さく首を振る。

羽美「れお、きた」

ぽつりと呟く。

その言葉に、
一瞬だけ息が止まる。

玲央を見る。

玲央「問題なかったぞ」

短く言う。