檻の外で咲く恋2

梓羽もつられて笑う。

その声に、つられて。

自然と、笑う。

芹羽「……」

特別なことはない。

劇的な出来事もない。

それでも。

芹羽「……」

この日常は。

間違いなく、
自分たちが選んだものだ。

芹羽「……」

そして。

これからも続いていく。

同じように。

少しずつ変わりながら。

それでも、確かに。

芹羽「……」

隣にいる人と。

この手の中にある温もりと一緒に。

――その先も、同じように。