檻の外で咲く恋2

朝の光が、ゆっくりと部屋に差し込む。

芹羽「……」

目を開ける前に、
小さな気配を感じる。

羽美「……ママ」

かすれた声。

芹羽「ん……?」

目を開けると、
すぐ近くに羽美がいる。

羽美「おきて」

小さな手で、頬をつつかれる。

芹羽「はいはい」

苦笑しながら、体を起こす。

その横で。

梓羽「…あー」

梓羽も、同じように目を覚ましている。

芹羽「起きるタイミング一緒か」

思わず笑う。

芹羽「……」

その様子を見て、
少しだけ遅れて、もう一つの気配。

玲央「……うるせえな」

低い声。