檻の外で咲く恋2

小さく呟く。

玲央が視線を向ける。

芹羽「これからも、よろしく」

改めて言う。

玲央「今さらだろ」

少しだけ呆れた声。

でも。

その目は、優しい。

玲央「離す気ねえよ」

その一言に。

胸が、じんわりと温かくなる。

芹羽「うん」

頷く。

隣に立つ。

自然に。

当たり前みたいに。

羽美と、梓羽。

そして、玲央。

その中心に、自分がいる。

芹羽「……」