檻の外で咲く恋2

小さな手を、つん、と触れる。

羽美「ちいさい」

その一言に、
思わず笑う。

玲央「だな」

後ろからする声。

振り返る。

玲央が立っていた。

芹羽「……おはよう」

玲央「おはよ」

短いやり取り。

でも。

そこにある空気は、
もう迷いがない。

玲央「抱くか」

玲央が言う。

芹羽「大丈夫?」

玲央「たぶんな」

少し不安そうに言いながらも、
しっかりと腕を差し出す。

梓羽を渡す。

ぎこちない手つき。

でも。