檻の外で咲く恋2

朝の光が、部屋を包む。

羽美「ママ」

小さな声で目が覚める。

芹羽「ん……?」

視線を向けると、
羽美が覗き込んでいた。

羽美「あかちゃん」

嬉しそうに言う。

芹羽「起きてたの?」

体を起こす。

隣には、
小さな寝息。

梓羽が眠っている。

芹羽「そっとね」

そう言うと、
羽美はこくんと頷く。

羽美「あずは?」

芹羽「うん、梓羽」

名前を呼ぶと、
少しだけ嬉しそうにする。

羽美「いもうと?」

芹羽「そうだよ」

優しく答える。

羽美は、
そっと手を伸ばして。