檻の外で咲く恋2

その手を取って、
二人は少し離れる。

その背中を見ながら。

ふと、思う。

もう、一人じゃない。

最初から。

ずっと。

―――

その夜。

痛みが、訪れる。

芹羽「……っ」

息が詰まる。

玲央「来たか」

玲央の声。

落ち着いた声。

でも。

その手は、しっかりと支えている。

玲央「行くぞ」

その言葉に、
頷く。

怖い。

でも。

逃げない。