檻の外で咲く恋2

そう言った。

その一言に。

胸が、ぎゅっとなる。

芹羽「ありがとう」

そっと頭を撫でる。

―――

玲央「大丈夫か」

後ろから声。

玲央だった。

芹羽「うん」

頷く。

お腹に手を当てる。

もうすぐだと、
分かっている。

怖さは、まだある。

でも。

それ以上に。

守りたいものが増えた。

玲央「羽美、行くぞ」

玲央が言う。

羽美「うん!」

元気な声。