心の声

何時間か経って、私の気持ちも徐々に落ち着いてきた。

「病院に戻らなくちゃ。陽斗先生にちゃんと謝ろう。」

だけど、無我夢中で走ってたから、右に行けばいいのか左に行けばいいのかも分からずにいた。道にうずくまっていると、突然目の前で誰かが止まったのが分かる。

「やっと見つけた。心配したよ。」

その声で顔を上げると、安心したような顔をした先生がいた。

「まぁ、細かい話はあと。無事で安心した。美月ちゃん。病院、戻ろう?」

手を引かれて、先生の車に乗った。その後のことはあんまり覚えてない。気がついたら病室のベッドの上に寝ていた。