私の心友

私、古賀 渚(こが なぎさ)は今日も学校でボッチです。
学校にもプライベートにも友達がいない私は、全く楽しくもない中学2年生を満喫中です。
あぁ、今日も朝から誰にも話しかけられてないな...


「古賀さん、修学旅行の班一緒になろ?」
今はホームルーム中なんだけど、どうやら修学旅行の班決めをしているらしいです

クラスメイトに急に話しかけられビクッとした
「あ、うん。わ、私でいいの?」
「うん!! 女子で班がまだ決まってないの古賀さんだけだからさ!!」
あぁ、そういう事ね
ボッチは私しかいないもんね笑
「ありがとう」
「古賀さんって、いつも本読んでるけど寂しくないの?」
「あぁ、うん。私と仲良くしてくれる人いなくて... 私の友達は本だから寂しくないかな」
「あ、そうなんだ...」
そう、私の学校での友達は小説
大体いつも話しかけられたと思えば、こんな会話ばかり


「ねぇ古賀さん!!修学旅行でどこか行きたい場所ない?」
今度は男子に話しかけられたけど...
「.........。」
「古賀さん聞いてる?」
「...ぅん......。」

そう、私は極度の男嫌いなのだ。
言葉が出てこない...
「渚ちゃんはどこか行きたい場所ある?」
今度はさっき話しかけられた女子に聞かれたので
「三十三間堂、いきたぃ...」
語尾が小さくなってしまった...
「おぉ!!いいね!! って渚ちゃんは男子苦手なの?」
ハッとした
小さく頷くと
「そっか、私は大丈夫?」
「うん、小林さんは平気だよ。めんどくさくて、ごめんなさぃ...」
「んーん!! 私も男子に興味無いからさ!!」
「そうなんだ...」
このときは小林 沙羅さんが私の恋人になる事なんて全く想像もしなかった。
そう、数年後に私の全てが沙羅に変わることなんて...