優しさに触れたなら


逸れ者の寄せ集めみたいなものだ。


尚輝くんがまた烏龍茶を頼んだ。


私はしっかりしなきゃと思いながら


クラブの雰囲気に呑まれそうになって


吐き気がしてトイレで吐瀉物を吐き散らかした。


気分を整え直しマスターの居る席に戻る。


尚輝くんは真ん中で踊ってるのかな。


昼間みたお父様の顔と合致する。


心配より怒りの方が勝っていた様子だった。


尚輝くん……家庭問題で何を抱えてるんだろう……。


頭を振り考えないようにするのに必死だった。


頭の中から記憶を揉み消した。