私をフるとか、見る目無さすぎ!

視界の隅に、人影が参上。


「……九条、それ以上言うな。」


透き通るように綺麗で、凛としたイケボな声。柚は咄嗟に振り向いた。


居たのは、顎の長さできっちり整えたボブカットの中性的な顔立ちの少年。絹のようにサラサラな白髪、深いサファイア色の伝説的な瞳。


琉叶、という名前がとても似合った容姿の彼。彼こそ、柚の本命チョコ、夏沢琉叶である!


「えー、無理だわ。だってこいつ、俺のなんだもん♪」


そして次に、九条蓮はありえない行動を取った。柚の華奢な肩を引き寄せ、横から抱きしめるマウントバリバリの行為。


柚は一瞬は?と言う顔をしたが、途端に真顔になる。

何故なら、今の気分が最高潮だからだ。好きな人に嫉妬してもらうなんて、願ってもないまさに天から飛び降りた眩しき存在?天使!きゃー!ただいまテンション爆上がり中です!(内心が)