三角屋根の下で 君と

次の週から、他校との練習試合に向けて選抜メンバーと補欠メンバーで試合を行ったり、100本サーブなどの練習以外にも、グラウンドを走ったり、上半身や下半身の筋トレ強化を行い、部員は毎日クタクタになるまで励んでいた

凛の気持ちに気付いたからといって、本人にそう聞いたわけじゃないから、いつも通り接するものの、ふとした時の凛の視線の先を私もつい目で追ってしまう

今までだって泱に告白して来た子を何人も見て来たけれど、こんな気持ちには一度もならなかった‥‥

応援したいのに‥‥応援したくない‥


『よーし、今日は早く上がろう。明日は
 9時集合で試合は13時から16時くらいまで
 を予定している。マネージャーは相手高に
 案内をしてもらうから頼むな。それじゃ
 お疲れ様でした!』

『『ありがとうございました!!』』

いつものように片付けを終えると、凛と着替えてから泱が待つであろう下駄箱へと向かった


『悪い‥スポーツ用品店寄ってもいい?』

『どうしたの?』

『シューズの紐がもうすぐ切れそうで、
 縁起悪いし念の為にな』

『そっか、それは大事だね。』

泱と凛の会話を聞きながら、私が一緒に行く必要はない気がすると思い、胡桃はスニーカーに履き替えた

「私はいいや。‥2人で行って来なよ」


そう言って2人を見送るつもりだったのに、
胡桃は今、泱と2人でスポーツ用品店にいた

まさか凛が、スーパーに寄って行かないといけないからと先に帰るとは思ってもみず、絶対泱に着いていくと思っていたから、何となく先週のこともあって断りづらかった


『胡桃が選んでよ』

「何で?どれでもいいじゃん。泱が決めなよ」