常に、ローズ様の側近の誰かが見張ってくれているのは知っている。
だけど、オーロラ姫が来てから。
そんな気配すら感じなくなった。
トペニは前を向いて。
私とは目を合わせようとしない。
「トペニはさ。どうして、オーロラ姫のところに行かないの?」
零れ出た言葉に、トペニは「あん?」と言って顔をしかめた。
決して、こっちを見ることはない。
「前も同じこと質問しましたよね?」
同じこと言わせる気か?
冷めた表情をするトペニに「そうじゃなくて」と反論する。
「だってさー。バニラもスズメもオーロラ姫のところでしょう? 騎士の人達はみーんなオーロラ姫のところじゃない」
「…俺が誰かわかっていて、訊いてます?」
眼球だけがぎょろりと、こっちに向いて。
また、すぐに前を向いた。
私はトペニの言っていることがよくわからなかった。
「だって、トペニも国家騎士でしょう?」
「そうじゃなくて、俺の過去ですよ。過去」
「へ?」
トペニの言うことの意味がまだわからず。
首を傾げる。
「俺は罪人ですよ。しかも、娼婦館で働いてた。オーロラ姫っていうのはまだ10代なんでしょう?」
やれやれ…という様子でトペニに言われ。
ようやく、トペニの言いたいことがわかった。
「俺みたいな得体の知れない人間は近づくなんてできないっしょ」
「…ごめん」
とっさに謝る。
トペニはうつむいて。
自分の手をじっと見た後、また前を見た。
「それに、オーロラ姫のところに行けって命令されても断りますよ」
だけど、オーロラ姫が来てから。
そんな気配すら感じなくなった。
トペニは前を向いて。
私とは目を合わせようとしない。
「トペニはさ。どうして、オーロラ姫のところに行かないの?」
零れ出た言葉に、トペニは「あん?」と言って顔をしかめた。
決して、こっちを見ることはない。
「前も同じこと質問しましたよね?」
同じこと言わせる気か?
冷めた表情をするトペニに「そうじゃなくて」と反論する。
「だってさー。バニラもスズメもオーロラ姫のところでしょう? 騎士の人達はみーんなオーロラ姫のところじゃない」
「…俺が誰かわかっていて、訊いてます?」
眼球だけがぎょろりと、こっちに向いて。
また、すぐに前を向いた。
私はトペニの言っていることがよくわからなかった。
「だって、トペニも国家騎士でしょう?」
「そうじゃなくて、俺の過去ですよ。過去」
「へ?」
トペニの言うことの意味がまだわからず。
首を傾げる。
「俺は罪人ですよ。しかも、娼婦館で働いてた。オーロラ姫っていうのはまだ10代なんでしょう?」
やれやれ…という様子でトペニに言われ。
ようやく、トペニの言いたいことがわかった。
「俺みたいな得体の知れない人間は近づくなんてできないっしょ」
「…ごめん」
とっさに謝る。
トペニはうつむいて。
自分の手をじっと見た後、また前を見た。
「それに、オーロラ姫のところに行けって命令されても断りますよ」



