色褪せて、着色して。Ⅶ~カンパニュラ編~

 騎士団の中で、何か起こっているに違いない。
 でも、根掘り葉掘り質問するわけにはいかない。

「もし、俺と話すんでしたら。扉は少しだけ開けておいてもらっていいっすか。2人で話している姿見られると、危険なんで」
 いつもヘラヘラしているくせに。
 どこかに敵が潜んでいて。
 それを見つけて警戒している。
 そんな表情を見せたので、反論することも出来ず、「わかった」と言って。
 扉を少しだけ開ける状態にした。

「もしかして、国王?」
「国王…かもしれないですし。側近の可能性もあるっすね」
 やれやれとトペニが言って。
 へらへらと笑った。
「まあ。お姫様はそれだけ愛されてるってことっしょ」
「…どうかな。みんな、頭の中はオーロラ姫でしょ」
 と言うと。
 大きくため息が出てしまった。