色褪せて、着色して。Ⅶ~カンパニュラ編~

 晴れの国と言われるティルレット王国は。
 年間を通して18~20度とぽかぽか陽気だ。
 だが、夜になると薄着では寒い。
 両腕をさすりながら、トペニを睨んだ。
「何か知っているんでしょ?」
「いやあ~…マヒル姫は知らない方が良いかと…」
 目を合わせないトペニだが。
 明らかに口元が笑っている。
「隠されると気になるんですけど!!」
「いやあ…。別に話してもいいっすけど。怒らないでくださいよ」
「はあ!?」