気づけば、馬車の中にいて。
ぐずぐずと鼻水をすする音がするなと思ったら。
隣に座っていたバニラが号泣していた。
「泣くくらい可哀想か?」
気まずそうに、マリアちゃんがバニラに話しかける。
バニラが泣いているのを。
初めて見た。
赤い瞳から零れ出る涙は止まることを知らない。
ハンカチでふき取るが、溢れ出ている。
「申し訳ありません。我慢していましたが、無理です。だって、あんな…酷い仕打ちありますか」
「酷い仕打ち?」
今日は一段と話を理解することが出来ない。
「余命わずかな中、自国で亡くなることを許されず、見知らぬ場所で…あんまりです」
「え!? 何? 厄介払いされて来たってこと!?」
「太陽夫人。声が大きい」
マリアちゃんに注意されて「ごめんなさい」と即座に謝る。
「すべての国が豊かだとは限らないからな」
マリアちゃんはイライラしながら言った言葉があまりにも重くて。
でも、泣くほどかなと再びバニラを見てしまった。
ぐずぐずと鼻水をすする音がするなと思ったら。
隣に座っていたバニラが号泣していた。
「泣くくらい可哀想か?」
気まずそうに、マリアちゃんがバニラに話しかける。
バニラが泣いているのを。
初めて見た。
赤い瞳から零れ出る涙は止まることを知らない。
ハンカチでふき取るが、溢れ出ている。
「申し訳ありません。我慢していましたが、無理です。だって、あんな…酷い仕打ちありますか」
「酷い仕打ち?」
今日は一段と話を理解することが出来ない。
「余命わずかな中、自国で亡くなることを許されず、見知らぬ場所で…あんまりです」
「え!? 何? 厄介払いされて来たってこと!?」
「太陽夫人。声が大きい」
マリアちゃんに注意されて「ごめんなさい」と即座に謝る。
「すべての国が豊かだとは限らないからな」
マリアちゃんはイライラしながら言った言葉があまりにも重くて。
でも、泣くほどかなと再びバニラを見てしまった。



