色褪せて、着色して。Ⅶ~カンパニュラ編~

 病人だから、見た目で驚くな・・・?
「それは、つまり…」
 バニラはすぐに話の意味がわかったのか。
 手で口をおさえた。
「死の淵間際のお姫様ってことだ」

 何故、私は国王の親戚に会わなきゃいけないのか。
 訳がわからないまま。
 馬車を降りた。
 移動の間に、ジョイさんとスズメは打ち解けたのか。
 とても、楽しそうに会話している。
 2人を見ながらダルそうに歩くマリアちゃん。
 そして、その後ろを私とバニラが歩いて行く。

 宮殿は来るたびに迷路だなあと感じる。
 案内された部屋の前で。
 ジョイさんとマリアちゃんの表情が変わった。
「失礼します」