色褪せて、着色して。Ⅶ~カンパニュラ編~

 太陽様のことが気になると自覚してから。
 自分の感情があまりにもジェットコースターで。
 本気で嫌になった。

 こんなときは、ピアノを弾きまくるしかないのだ。
 昼食を終えて。
 とにかくピアノを延々と弾き続けていると。
「マヒル様、お客様です!」
 と玄関からスズメの声が飛んできた。
 手を止めて。
 玄関へ向かって。
 外に出ると。
「どうも、どうも!」
 立っていたのは、いつ以来であろう。
 不機嫌な様子のマリアちゃんと。
 陽キャ全開のジョイさんだった。