好きでも嫌いでもなく、もうどうでもいい~自称聖女に寝取られたあなたになど、何の価値があるとでも?~

 でもこれで国は一気に動き出すだろう。
 穢れてしまった聖女の地位のために、きっと彼らはキララを女しかいない教会に収容するはず。

 ダレンはまぁ、知らないけれど。
 廃嫡は免れないだろうし、この先結婚も無理。

 そこまでのことをしてくれたのだ。

 後ろで額に手を当てる父には、きっとあとで説教を食らうわね。
 
 私ももう、この国では良縁は難しいかもしれない。

 でもいいのだ。
 今はこんなにも晴れやかな気分なのだから。

 鳴り止まない音楽たちが、今の私の心の中をどこまでも高揚させてくれていた。