白い雪のような少女は溺愛される

「聖杯を出せ!」


扉越しに聞こえる緊迫した状況の兪栄君の声……。


キンッキンッカッカッキィィイイイ


刀の擦れ合う音。


「お前目当てじゃないんだよ、お宝レーダーが発信機で

捉えたんだ」

卑しい声で貪る悪党。

「宝など数年ぶりに葬ったまでだ!宝など存在しない!それこそ錬金街へ行け!あそこなら容易に全て用意されてるはずだ!」


しぶしぶ剣を仕舞う悪党。


「いけ呉羽」


その合図とともに花火を散らしたように閃光が放たれた。火花が扉の僅か隙間まで侵入していた。