白い雪のような少女は溺愛される

「あのぅ、聞きたいことがあるんですけど……」


わたしはパレードの喝采に負けないくらい小さな声で耳元で囁いてみた。

「……なんだ。今は不愉快だから話しかけるな」


やっぱり私の立場ってわきまえなくちゃいけない存在なんですねーー。転生しても。


「……今に分かる、だから待て」


待てないから言ってるん……もしかして私の思考読まれてる……!?


「だから分かると言ったろ」と破顔しながら振り返るその顔は潔く強い決意の塊だったーー。