白い雪のような少女は溺愛される

女王様が代理で君臨したとき一葉さんが老けて見えた。


波波と黒服が一葉さんの入店を拒否し、
出入り禁止となった。


路地裏で談話。


ハンカチを渡す。


「……泣いてないんだけど」


もう一度催促する。


腹の底から込み上げてくる悲しみや怒りが涙となり
大雨の中嗚咽が漏れた。


彼女の泣き声は天にも響かなかった。大雨の雨音にかき消されたから。