未桜の高校の文化祭へワタと行った。
まるでうちの高校とは違う雰囲気で、不良っぽい雰囲気の生徒はいなかった。
未桜のクラスはカフェで、レトロな雰囲気だった。
未桜が着るフリルの付いたエプロンとか、これまた可愛い。
可愛いすぎて心配になる。
さっき廊下で男子が「未桜ちゃんいつもよりも、可愛いよな〜」と話してるのを聞いたし。
俺以外にも、未桜を狙ってる奴がいるってことだよな。
極めつけが
「さっき未桜と一緒にいたのが彼氏でしょ。釣り合ってない、っていうかなんか似合ってなかったよね」
そう、おそらく未桜と同じクラスの女子が、言っているのが聞こえてきた。
バイト先のコンビニではそんなこと、誰も言ってこなかった。
確かにお似合いの二人、みたいにも言われないけど…
世間では俺と未桜は、不釣り合いなんだろうか。
何が俺には足りないんだろう。
ワタは陰で
「気にすんな。あんなの言わせときゃいい。
未桜ちゃんと廉は、ちゃんと釣り合ってる。
何なら俺が、アイツら退治してきてやろうか?」
そう言いながら怒りに震えてた。
何とか俺は、ワタのコトを止めた。
そう言ってくれる…親友に出会えて良かった。
俺は未桜の手を引いて走り出した。
未桜は「え?何?」そう言って戸惑いながらも一緒に走ってくれた。
俺と未桜が不釣り合い、と言われた言葉が耳に残った。
ワタはああ言ってくれたけど、不安で仕方なかった。
「未桜のエプロン可愛いくて似合ってて、なんかさ……ごめん」
そう言いながら、手を離した。
足元がふらついた。
貧血ぎみなんだろうか。
その場に座った。
「大丈夫?」
心配そうに未桜は座って、俺の顔を覗きこむ。
「クラスの男子も未桜のことを、可愛いって言ってた。
不安になるんだよ。
俺と一緒にいて大丈夫なのか…」
「何で?俺みたいなのとか、言わないでよ。
廉だって文化祭で、ギャルっぽい子と楽しそうに話してて、廉はああいう子が好みなのかな?って思ったよ」
瞳を潤ませ未桜は言った。
嫉妬?何だかちょっと嬉しくなる。
未桜のコトを自慢してたんだけど、聞こえてなかったのかな。
「未桜以外の女子なんか、目に入らないから。
つーか未桜しか特別じゃない」
バッサリと言った。
「未桜……大好きだよ」
そう真っすぐに、未桜を見つめて言った。
「うん……ありがとう」
未桜は恥ずかしそうに俯き、それだけ言った。
伝えられるだけ、いいのかもしれない。
それだけで、充分じゃないか。
けど、不安になる。
好きって言って欲しくて。
言葉が欲しいんだ。
俺と同じくらいの好きなんて、無理でも。
未桜の気持ちが俺に向いて欲しかった。
まるでうちの高校とは違う雰囲気で、不良っぽい雰囲気の生徒はいなかった。
未桜のクラスはカフェで、レトロな雰囲気だった。
未桜が着るフリルの付いたエプロンとか、これまた可愛い。
可愛いすぎて心配になる。
さっき廊下で男子が「未桜ちゃんいつもよりも、可愛いよな〜」と話してるのを聞いたし。
俺以外にも、未桜を狙ってる奴がいるってことだよな。
極めつけが
「さっき未桜と一緒にいたのが彼氏でしょ。釣り合ってない、っていうかなんか似合ってなかったよね」
そう、おそらく未桜と同じクラスの女子が、言っているのが聞こえてきた。
バイト先のコンビニではそんなこと、誰も言ってこなかった。
確かにお似合いの二人、みたいにも言われないけど…
世間では俺と未桜は、不釣り合いなんだろうか。
何が俺には足りないんだろう。
ワタは陰で
「気にすんな。あんなの言わせときゃいい。
未桜ちゃんと廉は、ちゃんと釣り合ってる。
何なら俺が、アイツら退治してきてやろうか?」
そう言いながら怒りに震えてた。
何とか俺は、ワタのコトを止めた。
そう言ってくれる…親友に出会えて良かった。
俺は未桜の手を引いて走り出した。
未桜は「え?何?」そう言って戸惑いながらも一緒に走ってくれた。
俺と未桜が不釣り合い、と言われた言葉が耳に残った。
ワタはああ言ってくれたけど、不安で仕方なかった。
「未桜のエプロン可愛いくて似合ってて、なんかさ……ごめん」
そう言いながら、手を離した。
足元がふらついた。
貧血ぎみなんだろうか。
その場に座った。
「大丈夫?」
心配そうに未桜は座って、俺の顔を覗きこむ。
「クラスの男子も未桜のことを、可愛いって言ってた。
不安になるんだよ。
俺と一緒にいて大丈夫なのか…」
「何で?俺みたいなのとか、言わないでよ。
廉だって文化祭で、ギャルっぽい子と楽しそうに話してて、廉はああいう子が好みなのかな?って思ったよ」
瞳を潤ませ未桜は言った。
嫉妬?何だかちょっと嬉しくなる。
未桜のコトを自慢してたんだけど、聞こえてなかったのかな。
「未桜以外の女子なんか、目に入らないから。
つーか未桜しか特別じゃない」
バッサリと言った。
「未桜……大好きだよ」
そう真っすぐに、未桜を見つめて言った。
「うん……ありがとう」
未桜は恥ずかしそうに俯き、それだけ言った。
伝えられるだけ、いいのかもしれない。
それだけで、充分じゃないか。
けど、不安になる。
好きって言って欲しくて。
言葉が欲しいんだ。
俺と同じくらいの好きなんて、無理でも。
未桜の気持ちが俺に向いて欲しかった。



