***
数時間が経つと、
私の集中力も途切れ始めた。
慣れないデザインソフトの操作。
思わず肩に力が入り、
私は「ふぅ……」と小さくため息を漏らした。
その時、横でPCを叩いていた
颯の手がぴたりと止まる。
「……美桜。ずっと同じ姿勢で座りっぱなしなのは体に悪いよ」
「うーん。でも、これを終わらせないとだし……」
「こっちにおいで」
颯はそう言うと、ノートPCを持って
リビングのソファへと移動した。
彼が先に腰を下ろすと、
自分の足の間をぽんぽんと叩く。
「……えっ? そこに座るの?」
「効率を上げるためだよ。ほら、早く」
穏やかな、けれど拒絶を許さない声に
促されるようにして、
私は恐るおそる彼の足の間に、
背を向けるようにして座った。
その瞬間、颯の長い脚が私の身体を、
逃げ場を塞ぐように左右から挟み込む。
そして背中には熱いほどの体温が触れ、
彼の胸板がぴたりと密着した。
「……っ、近いよ……」
「動かないで。……ほら、ペンを持って」
颯の腕が私の脇を通り、
ペンを握る私の小さな手を上から包み込む。
その長い指先が、私の指の隙間を
埋めるように深く入り込んできた。
「ほら、力抜いて」
颯の顎が私の肩にそっと乗せられ、
耳元で声が低く響いた瞬間——
心臓が飛び跳ねるようにドキッと鳴った。
数時間が経つと、
私の集中力も途切れ始めた。
慣れないデザインソフトの操作。
思わず肩に力が入り、
私は「ふぅ……」と小さくため息を漏らした。
その時、横でPCを叩いていた
颯の手がぴたりと止まる。
「……美桜。ずっと同じ姿勢で座りっぱなしなのは体に悪いよ」
「うーん。でも、これを終わらせないとだし……」
「こっちにおいで」
颯はそう言うと、ノートPCを持って
リビングのソファへと移動した。
彼が先に腰を下ろすと、
自分の足の間をぽんぽんと叩く。
「……えっ? そこに座るの?」
「効率を上げるためだよ。ほら、早く」
穏やかな、けれど拒絶を許さない声に
促されるようにして、
私は恐るおそる彼の足の間に、
背を向けるようにして座った。
その瞬間、颯の長い脚が私の身体を、
逃げ場を塞ぐように左右から挟み込む。
そして背中には熱いほどの体温が触れ、
彼の胸板がぴたりと密着した。
「……っ、近いよ……」
「動かないで。……ほら、ペンを持って」
颯の腕が私の脇を通り、
ペンを握る私の小さな手を上から包み込む。
その長い指先が、私の指の隙間を
埋めるように深く入り込んできた。
「ほら、力抜いて」
颯の顎が私の肩にそっと乗せられ、
耳元で声が低く響いた瞬間——
心臓が飛び跳ねるようにドキッと鳴った。

